井上ジョー "We Just Like to Party"

レッツパァーリィ

 

この曲は、2017年の 'Salvage Demo Session #1' に収録されています。クールな低音に導かれたきらびやかなEDMです。

 


井上ジョー「We Just Like to Party」公式MV

 

歌詞はタイトルを繰り返すだけなので割愛しますね。 「ぼくらはただただパーティがしたい」みたいな感じです。

私はいつもイヤホンで音楽を聴いているのですが、たまにヘッドホンで聴いてみると、音の広がりにびっくりすることがあるんですよね。重低音がきいてるような曲だと特にそうです。この曲は低音が何しろキーなので、ヘッドホン必須です。とてつもなく巨大な機械が、トイ・ストーリーさながらに作業員のいなくなった工場の中でパーティしてる感じで、重低音の洪水ですよほんとに。「はたらくくるま」がプロモ―ションビデオを作るとしたらこの曲はぴったりだと思います。MVが車をフィーチャーしてるのも頷けますね(偶然の一致)。

いや、この曲は BGM に使うのにぴったりですよ。歌詞が少ないのが良いというのはもちろんですが、曲の進行に合わせて盛り上がるポイントとかスローモーションを入れるところとかわかりやすいように感じるので。

結構いろんな表情を見せてくれる曲です。歌詞がある部分は少ないですが、歌詞がない部分のダイナミズムがすごい。たしかにこの主張の激しいトラックに歌は乗せづらいでしょうね。

音が潰れたシンセとか、音が形として見えたら蛍光色した丸だろうなっていうシンセとか、とにかくこの曲はシンセサイザーの音に注目です。結構な数を使ってます。

てなわけで、この曲にはバカでかいスピーカーが似合うでしょうね。聴くとかじゃなくてもう感じる? スマホにつないだイヤホンなんてちんけな再生機器じゃなくて、「名探偵ピカチュウ」で違法ポケモンバトルしてたような(伝わるのかこの例え)カオスなホールで、全身の毛穴からこの振動を感じるべきですよ。そんな一曲。

 

youtu.be ドゴームに流してほしいですね

 

↓閲覧注意↓ 映像の乱れを利用した別バージョンのMVです。私は大丈夫でしたが、気分が悪くなる人もいるかもなのでご了承ください。

 


井上ジョー 公式MV "We Just Like to Party (Short ver.)"

 

踊るジョーさんのモザイク映像ですが、こういう処理をしたわけではないらしいですよ。カメラがひどく壊れてしまったときに、それを逆手に取って映像を撮ってやろう、ということのようです。なんというか、前衛的ですね。