井上ジョー 'Salvage Demo Session #1' 全曲紹介 pt.1

壮大なデモ集ですよ~。

 

 

 

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アルバムジャケットはリリースの3週間前にインスタグラムに投稿された写真を加工したもののようです。この頃のジョーさんはヨーロッパを巡っていたようで、フィンランドコック井上を誕生させたり、オーストリアで市民プールみたいな温泉に入ったりしてたのはこの前後ですね。画像中の標識にはドイツ語が書かれているので、撮影地はやはりオーストリアでしょうか。

 

このアルバムはどことなく冷遇されている感がありますね。アルバムレビュー動画がなかったり(どこかで見た気がしたんですが探せませんでした...)、収録曲の MV も少なかったり。まぁぶっ壊れたハードディスクから何とか救出(salvage)できた曲たちのアルバムっていうんですから、思い入れのあるアルバムであることは間違いないはずです。

 

このアルバムがリリースされた2017年は上半期だけで四本ものアルバムを発売しています。これが五本目ということですが ... いやいや豊作すぎません? 多言語とか発音とかアルバムごとにコンセプトがあることが多いですが、どちらかといえばやはりこのアルバムは小粒ぞろいって感じがします。この曲は 'Joepop' シリーズっぽいなとか、後発ですが 'Wet and Dry' に入ってそうとか。

 

CDbaby で売られていた時には、デモ曲には (Demo) という表示がなされていて、完成してる曲とあくまでデモ段階の曲とはしっかり区別がされてました。あとは(~版)みたいな表示がなされていた曲もありました。この表示からは他のアレンジもあったということが伺えますね。今ではそれらの表示は一括して消えてます。せっかくですので、ここでは CDbaby 時代のタイトルリストを記録として残しておきたいと思います。

 

1. Odaiba / 2. Fire Fire (Helium Version) / 3. Ole Ole (Noob Version) / 4. Cookie (Demo) / 5. Brand New (Demo) / 6. Furimuki Bus (Death Bass Version) / 7. My Hero (Demo) / 8. Myself (Demo) / 9. Triangle Kankei (Demo) / 10. We Just Like to Party / 11. Konbini (Demo) / 12. Aishiteru / 13. H.S.G. (Home Security Guard) / 14. Onaka Itai Tonakai / 15. Ginza Line (Demo)

 

いかがでしょうか。#7 の "My Hero" は今では "Kajiba no Onijikara" というタイトルに変わっていますね。

 

ジョーさんはとにかくストック曲が多いので、これから発売されるアルバムに昔から温めている曲が入ってくることは普通にありえます。もしくは "Fly Away" / "飛ヴ" のように、異なるアルバムで別テイクに出会える可能性もあります。10年くらいしてから、「この曲ってこのアルバムに合うな」とか妄想できる日が来るのが楽しみです。

 

さぁ、次の記事では一曲一曲をざっくり見ていきましょう。

 

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