井上ジョー "Vitamin D (Hey You)"

爽やかアンセム

 

2021年9月29日に公開されたこの曲。まさに海辺をドライブしながらかけたい、潮風の似合う一曲です。

 

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うれしいお知らせ

 

第一稿の執筆時点では、新曲3部作のうち、第一弾 "Salud Monkey" と第二弾たるこの曲の音源のみ発表されています。三曲目とそれぞれの MV はこれからという状況ですが、鋭意制作中とのこと。今年も残り三か月、どんな作品・映像を届けてくれるのか楽しみです。

 

激アツなMV

いや、アツ過ぎませんかこれ。とんでもない映像をくっつけてきました。曲のリリースから三週間後に、ちょっとした寸劇が付いたフルバージョンがリリースされていたんですが、一度公開停止されて、寸劇を落としたコンパクトバージョンが改めて10/28に公開されました。

地元カリフォルニアのキラッキラな部分をこれでもかと凝縮した映像は、かなりの力作です。冒頭にサブリミナル的に使われているのは、前作 "Salud Monkey" ですね。にしても、一昔前の生配信や動画でよくみたこの内装の感じ、とても懐かしく感じます。

そんなところに電話が。なんとお相手は日本語を話します。しかも顔が見えないという意味深な演出。え、久しぶり? もしかしてこのかた...?

私、人の顔を照合するの苦手なんですが、この女性は "KRD" の MV に出てらした方では? 2016年の MV だったんですが、公開停止されてしまいました。残念。

長い年月を経て、井上ジョーファミリーが再開するというのはなんとも嬉しいことですね。特に、"Joepop #1" 以降、最近の MV にはジョーさん以外のキャラクターが出てくることが少なかったように感じますので、To be continued... と予告されたこれからの MV シリーズでも、懐かしい顔ぶれを見ることができるかもしれません。

 

リスニングパーティの模様

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発売を記念して、視聴会放送が行われました。歌詞からミックスから何から何まで、全部解説なさっています。私の仕事がなくなってしまいますね...(苦笑)。でもめげずに私もやりますよ!

 

ライブ映えするだろうなぁ

もうノれる、ノれる

はじめて聴いた時感じたのは、アンセムっぽい曲を作ってきたなぁということでした。アンセムというのは、オーディエンスと一緒に歌うことを意識した曲のことです。

'Polyglot 2' に "Prostate Saddle" という曲があります。これはデンマーク語と英語で歌われているので、正直詳しい内容はわかりません(曲解説があるので大意は知られていますが)。そのせいか、個人的に一番印象的なのは前奏の wow wow いってるパートです。ここの部分には、歌詞が分からなくてもここだけはノれるように、という裏の狙いがあるのではないかと勘繰っています(ちなみにご本人は違う風に言っていて、詳しくはこちらの動画の14分ほどをご覧ください)。

ここから思ったのは、特別意味のない wow wow というフレーズを使うことで、異なる言語話者でも等しく一緒に盛り上がれるのでは、ということです。ワールドワイドなファンベースを持つジョーさんですから、こうした小さな工夫が効いてくるように感じます。裏を返せば、wow wow 言ってる曲はライブ向きだということでもあります。この辺はウェブコンの模様を見ていきたいところです。

 

コラボしたあの曲を思い出した

"Salud Monkey" でも「こんな曲を思い出しました」のコーナーをやりましたが、またまたやります。今回はジョーさんもがっつり関わってるやつなんで許してください。

今回はずばり、Totalfat とコラボした "World of Glory" です。

 

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Totalfat との曲はいくつかあるんですが、2011年のこの曲が両者の関係の始まりだったりします。そんな記念すべき一曲と何が似てるのかというと、All right のフレーズですね。そこだけといえばそうなんですが。なんか聞いたことあるぞ、と思ったらこれでした。あとは両者ともにバンドサウンド志向というところでしょうか。"Glory" のほうがよりパンクっぽくテンポも速いですが、根底に流れる衝動には通じるものがあるのではないかと思います。

この曲いいですよねぇ。ギター三人はさすがに多いだろと思いますが、ジョーさんのボーカルの割合もそこそこ多くて、ゲストにしてはがっつり参加してるなという感じです。あとはもう MV のジョーさんが楽しそうで楽しそうで。日本時代から楽曲の幅は見せていたジョーさんですが、度々口にするように原点はロックです。ということで Totalfat とはお互いに似た音楽を目指していて、年齢的にも 1,2歳しか違わないということで、きっと弟分としてのびのびと楽しくできたんではないでしょうかね。

完全に余談ですが、Totalfat の YouTube チャンネルで最も再生されている動画が、ジョーさんが監督した "Room45" の MV なんですよね。つくづく縁のある両者です。

 

ごキゲンなロック

ウォッオッオッオー!

この曲はこの曲じたいが歌っている通り、海を横目にドライブしながらかけたいような曲ですよね。歌ってる通りですけど。

2分40秒という尺のうちボーカルは基本的に休みがありません。なぜならばリフをギターの役割にしないで、ボーカルに任せたからです。リフというのは曲のつかみになるようなギターなどのフレーズの事で、場合によってはバンド名やその後のメロディは知らないけどリフだけ知ってるなんて状態も起こりうる、サビと同じくらい大事なパートです(Survivor の "Eye of the Tiger" とかが好例でしょうか。もちろん Survivor はビッグなバンドですけど)。この曲でリフに相当するのは、先ほどから言及している wow wow のフレーズです。工夫次第ではギターで弾いたっていいフレーズだと思いますが、ジョーさんはあまりギターリフというものを採用しないんですよね。

そんなわけで、この曲ではバンドはわりと地味です。リズムギターは豪快に全音符や二分音符でコードを弾き、リード(というほどリードしていませんが)ギターは上の方でピロピロしています。これも当ブログでちょくちょく話に出る「全周波数網羅作戦」の一環ですね。低い音と高い音と中音域を、それぞれの楽器でカバーするという。で、ベースが割と自由に動き回って、ドラムもジョーさんらしい骨太で安定したサウンドと。

ボーカルが忙しくて、ギター二人が控えめで、ベースが奔放で、ドラムが力強い。まさに井上ジョーバンドの代名詞と言った曲作り・音作りです。

 

ついにバイクデビューですか?

ジョーさんがドライブ系の歌を歌っているとき、私はいつもピックアップトラックをイメージしてます。"Home" の MV の印象が強いんでしょうが、あの車体のフォルムはやはりアメリカンな感じがします。まじまじと見ると面白いですよあの車。二人乗りの物もあってそれは軽トラみたいですけど、日本で見る四人乗りの車に荷台をガムテかなにかでくっつけたみたいに見えるものもあります。もちろんそんな作り方じゃないでしょうけど、大量生産するためには通常の車と互換性が必要ですから、この観察もあながち間違いではないようです。

なんですけど、今回の曲ではついにバイカーになったんじゃないかと個人的にざわざわしています。というのも、Hold tight というフレーズ。「しっかりつかまって」みたいな意味ですけど、バイクで人を後ろに乗せてる情景が見えてきませんかこれ?

結論から言うと、多分後ろには乗せてないんですよね。hold me tight とか hold tight to you のように人を指す単語が入れば「抱きしめる」という意味になるのでバイカー説が強くなるんです。が、ただの hold tight だと基本的に手や指で掴まるニュアンスのようで、誰かの体ではなくて手とかロープとかを握る感覚みたいです。ううむ大胆予想不発。

結局のところ、トラックの助手席なのか荷台なのかはわかりませんが、アメリカンな車にきみを乗せていくようです。

 

サーフィン好きなのに

ところで、Beach Boys に代表されるサーフロックというジャンルがありますけど、ジョーさんはそっちの路線にはいかないんですよね。

サーフミュージックは南カリフォルニアを中心に1960年代に沸き上がったムーブメントで、明るい曲調と海に車にといった内容がウリのジャンルです。地元育ちのジョーさんにはぴったりくるスタイルだと思うんですが、影響を受けるにはちょっと古すぎるのかもしれませんね。

 

ビタミンと日光浴のお話

この曲のタイトルにもなっているビタミンD。カルシウムの吸収を促すビタミンで、食材で言えば鮭をはじめとする魚類に多く含まれています。足りないと骨粗しょう症などを発症するなど骨が弱くなってしまいますが、一方で体外に排出されづらいので取りすぎも問題です。そんなやや扱いづらそうなビタミンDですが、なんと動物の体内でも生成されます。それも、日に当たるだけでいいというお手軽さ。(なので、「ビタミンD浴びる」という表現には正確には語弊があるんですが、まぁまぁそんなヤボなことはいいじゃないか)

で、日光浴にはいろいろなメリットがあって、ビタミンDのほかにも、物理的に体が目覚めて体内時計がリセットされたり、幸せホルモンことセロトニンが分泌されて気分がよくなったりと、生きていくうえで非常に重要なものです。こんなご時世ですが、30分でも外に出ましょう。健康的な生活を送りやすくなるはずです。

 

まとめ

ということで、新曲3部作の二作目、"Vitamin D (Hey You)" を見ていきました。なにより待たれるのは三作目そして MV ×3 です。2021年も終わりが近づいてきていることに気づいて私はなぜか焦りを感じていますが、それはさておきこれからジョーさんがどんな楽曲を発表してくるのか、楽しみに待ちます。