井上ジョー "Fukuoka"

どこかの県の広報大使になるまで続けてみてほしいですね。

 

2021/07/28にリリースされたこの楽曲。柔らかいエレキギターに包み込まれる、耳なじみの良い一曲です。

 

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ジャケ写がやけに爽やかです。白をベースにしたクリーンなイメージに仕上がっています。なんとなく Jiwa Jiwa の MV が思い出されましたので画像を見比べてみましたが、パーカーは別のものでしたし髪型の感じも微妙に違いましたので関係ないかもしれません。ただ、ロケ地は奇しくも福岡の北九州市でした。

 

歌詞は Kyoto のようにご当地要素をふんだんに取り入れています。私自身は標準語話者ですが、福岡出身の知り合いは確かにこんな話し方するなぁと思いながら聴いています。

 

直近リリースされた楽曲群を振り返ってみると、ジョーさんは最近トラップ系の音楽に取り組んできています。Kyoto 以降はシンセサイザーを多用した電子音楽が続いてきました。ロックなテイストは一度封印してヒップホップにチャレンジしてみている、というようなことをおっしゃっていたようにも記憶しています。

 

そんな中、今回の楽曲では柔らかく暖かいギターを入れてきましたね。ビートは今まで取り組んできたトラップ系を踏襲していますが、ギターを入れることでクールになりすぎず万人受けしやすいように感じます。ジョーさんの真骨頂はやはり二つのものを混ぜ合わせるバランス感覚にあると思います。自身のルーツとなる音楽スタイルであるロックと、意識的に取り入れてきたヒップホップのミクスチャーというのは、とてもジョーさんらしい発想だと思います。

 

さて、日本を題材にした曲と言うと前述した Kyoto が記憶に新しいかと思いますが、このように日本の地名がフィーチャーされた楽曲には、'Benkyo Tunes' の "Shibuya Boys" と 'Salvage' の "Odaiba" "Ginza Line" があります。東京、京都、福岡と来てますので、次は北海道か大阪か名古屋あたりでしょうかね。

 

ご当地あるあるでいっぱいのこの楽曲を聞くに、佐賀県や埼玉県を歌った曲が有名なはなわさんを思い出さずにはいられませんでした。うまくやれば親善大使とか広報ビデオの BGM とか、そういうお仕事が舞い込んできそうなものですけども。全国の広報課の皆さん、ここにちょうどいいタレントがいますよ!

 

じつはこの楽曲はひとつのマイルストーンとなっていて、デビューから数えて通算200曲目なんですね(私のカウントでということなので、異論は認めます)。これからも着実にリリースを重ねていって、近いうちにアルバムなんて出してもらいたいものですね。

 

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4Kの高画質映像は私のパソコンでは読み込めませんでした。なかなかに本気を出した編集です。

 

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