井上ジョー "Shibuya Boys"

うぅむ、若い。

 

今回は、2017 年の 'Benkyo Tunes' 収録のこの曲をご紹介します。ノリと勢いで突っ走っていくアップテンポチューンで、頭を空っぽにして聞けます。

 


SHIBUYA BOYS by Joe Inoue (Official Music Video)

 


Shibuya Boys Lyric Video (Japanese/English Translation)

 

歌詞はこちらから見られますよー。

 

ジョーさんけっこう渋谷関係の動画作ってますね。

 


ジョー in 渋谷

 


アメリカ人が渋谷のハロウィンについて思う事

 

"迷える OL" がここで聴けるとは。

 

なかなか興味深い描写ですね。前半では、若者文化の中心かつ有名な観光地も多い渋谷という街を解説しています。後半では、イケてる都会人になりたい若者の裏表を暴いてます。アメリカ人から見た渋谷の印象ということですので、必ずしも正確な描写ではありませんが、なんとなく納得できる部分も多いですね。

若いというか、ストレートにお下品な表現が多いのはなんとも珍しい感じがします。ここまでオブラートに包まない曲って最近だと少ないので、こういった部分からあまりよくない印象を持っている人もいるかもしれません。パリピで軟派なピーポーを描こうとするあまりに自分自身もそっち側に染まってしまうという。

ピアノでの独白シーンはこのこってりした曲の中でいいスパイスになってますね。ピアノにのせたナイーブな声で、内なる思いを吐露する。ただ、最後の間の抜けた笑い声を聞く限り、ちょっぴりバカにしてる感じはありますね。こんな青いこと言っちゃった俺笑っていう。斜に構えてます。

 

トラックはシンプルですね。ゴリゴリ系のシンセサイザーをループさせて突き進む感じ。どちらかと言えば歌詞メインの曲かなと思いますが、そんな中でもサビで中音域が入ってきたりと途中いろいろと工夫があるので、その辺に注意して聞くのも面白いですね。

 

'Benkyo Tunes' のジャケはこの曲の MV から来てると思われますので、"Shibuya Boys" がこのアルバムの目玉なんでしょう。ド派手な曲でございました。

 

実はこの曲の歴史は古くて、2012年のこのビデオにまで遡ります。今では削除されてしまって見ることは出来ませんので、私自身どのようなものだったかは知る由もありません。ただ、動画のタイトルが同じですので、おそらくこの頃に曲は完成していたのかもしれません。少なくとも、この曲の構想はあったということでしょう。