井上ジョー 'Polyglot Musix #1' 全曲紹介 pt.2
全14曲をまるっとご紹介。
#01 Oh, Sardinia
イタリアのサルデーニャ島を舞台にした落ち着いた曲。現代におけるスローライフという思想が目指すひとつの到達点って島での生活スタイルと似ているような気がします。自然や朝夜のサイクルに身をゆだねるシンプルな生き方へのあこがれが歌われている、リラックスできる一曲です。
#02 Mørkegrønt
ノルウェーの自然に囲まれて歌うのは、前曲から一転してお出かけしたくなるような楽しげな曲。見慣れない文字が使われているタイトルですが、「深緑」という意味だそうですよ。ノルウェーというと北欧の国で何となく寒そうに感じますが、MV でも見ることができるように夏はとても爽やかになるんですね。
#03 Lekker!
オランダを舞台にした超人気曲。アコースティック・ギターとキラキラと弾むピアノに乗せてオランダ愛を歌っています。lekker は美味しいという形容詞で、この曲の中に食事の話は出てきませんが便利な単語です。思わず口ずさみたくなるようなキャッチーな曲です。
#04 Romania
東欧にあって唯一スラブ系でなくラテン系に属する言語をもつ不思議な国ルーマニア。ジョーさんは実は大のルーマニアファンで、かの国をテーマにした曲は "Joemanian Song" に次いで二作目だったりします。ちなみに、MV は2014年にルーマニアに The Color Run というイベントが初上陸したときの映像です。ルーマニアチャンネルも要チェックですよ。
2016年にすでにシングルとしてリリースされていたこの曲に、新たに英詞を追加してアルバムに再収録した楽曲です。日本語とインドネシア語をこの曲で使用することで、10か国語という大台に乗せることに成功したわけですね。この曲のバッキングトラックは 'Hats On! Tunes #1' や 'Benkyo Tunes' でも採用されていきます。
#06 Te Amo Na Boca
最大規模のファンベースを持つブラジルに向けた曲。Te Amo Na Boca は I love you in my mouth と訳すことのできる不思議なフレーズなんですが、これがブラジルファンとの合言葉として今も機能しています。デモ版の "Brasil" はこのアルバムに収録されませんでしたが、Facebook や YouTube で聴くことができます。
#07 Toscana
イタリア語の二曲目。イタリア中部の内陸に位置するトスカーナ州を舞台にしています。To to to Toscana というサビと、サビ後のフレーズが印象的なエレクトロな曲です。こちらの MV がアップされたイタリアチャンネルでは、イタリア旅行の様子を垣間見ることができますよ。
#08 Philippinez
フィリピンの気の置けない友人たちに向けた、裏拍を和音で攻めるギターと自由なベースラインが耳に残るミドルテンポのロック曲です。フィリピンで話されているタガログ語で歌われています。フィリピンチャンネルも存在するんですねぇ。
#09 Mozzarella
イタリアを歌った三曲目は、チーズをテーマにしたものです。ジョーさんは自身の好きな食べ物にピザをあげています。インスタはピザだらけです。この曲を聞くだけで、イタリア南部の観光地を小旅行できちゃいますね。手拍子が心地よい、こちらもエレクトロな一曲。
#10 Sentir La Pasión
情熱的なスパニッシュ・ソング。明かりを落としてかがり火をともした屋内で聞きたいような正統派フラメンコを、まさかの下ネタで落とすという。タイトルは、Feel the Passion、情熱を感じろ! みたいな意味ですね。きちんとスペインチャンネルもあります。
#11 Sardegna
"Oh, Sardinia" のデモ版。
#12 Norway
"Mørkegrønt"のデモ版。
#13 "Nederland
"Lekker!" のデモ版。
#14 "Mozzarella di Bufala (Campania)
"Mozzarella" のデモ版。
各曲の詳細な記事も作っていくのでお楽しみに!!