井上ジョー 'Farmland' 全曲紹介 pt.2
MV が全然ないっ!!
01. Mukai Kaze
オープニングを飾るのは、爽快なピアノロックです。ぶわぁっと目の前に青く晴れた空と広い草原が広がるようなイントロから、オレンジ色の夕日の中できみのシルエットが黒く浮かぶようなサビまで、もう情景描写がたまりませんね。
Jiwa Jiwa (In My Mind) Official Music Video
人気の高いバラード曲です。発売されてからずっと動画のエンディングに使用されているような気がします。ジワジワとかプルプルとか、ご自身でもちょっとネタにしてましたけど、実はあそこのフレーズがこの曲の一番いい部分だよねって共感してくれる人結構いるんじゃないでしょうか。ラスサビのギターは泣けます。
この MV はジョーさん史上最高傑作だと思います。この曲にこんないい MV がついて本当に良かったなと思います。
03. Doinaka Lifestyle
井上ジョー公式MV "Doinaka Lifestyle"[富山県相倉]
世界遺産にもなっているこの地で、合掌造りをかなりフィーチャーしたPR動画のような MV を作ってます。緑が目に眩しいですねぇ。この曲を表現する時、いつも私は「土臭い歌い方」としか思いつけないんですが、伝わりますかね。いやいや良い意味ですよ、もちろん(笑)。
04. Egg Benedict
おっしゃれなタイトルのおっしゃれなジャズナンバー。二番からはジョー語がぼんぼん投入されていきます。リラックスできるゆっくりまったりした一曲です。公式な歌詞に☆がたくさん入ってるのが気になります。歌い方でそういうニュアンスを込めているということでしょうか。感度を磨かねば。
05. Country Road
"Doinaka Lifestyle" と印象がかぶりがちなこの曲。田舎道を走る疾走感が良く伝わってきます。曲の間奏にギターソロがあるのは珍しいですね。ソロなのにそんなに存在感を主張しているわけでもないというのがジョーさんらしいアレンジですが。
06. Sunday Monday
日差しがまばゆいボサノバ。アクのない飲み下しやすいナンバーかと思いきや、アウトロがすごい。あれだけ清々しいくらいに渾身のダジャレを言われると、もう笑わない方が非情なんじゃないかという気がしてくるほどですね。
07. Flight
ジョーさん初のインストゥルメンタル曲。青い奔流が脳内を駆け巡る爽やかな一曲です。ジョーさんはかねてからインスト曲を作りたかったそうなんですが、リスナーを置いて行っちゃうかもしれないと懸念していたそうです。いやぁ、全然アリですよ。
08. Maboroshi (Vintage Version)
'ME! ME! ME!' 収録 "幻" の別テイク。 ストリングスが入っていなくて、二本のアコギのバランスもイーブンで、とアルバム版とは結構違う代物です。英語バージョンとロックバージョンも存在するって話ですし、 そちらに関してもいつかリリースしてほしいものですね。
09. 飛ヴ (Tovu)
'Joepop #2' 収録 "Fly Away" の別テイクです。日本語中心なので、もしかするとこっちのバージョンの方が聴きやすいかもしれません。 元気いっぱいの蜜月ラブソングって感じで、聞いててニコニコしちゃうような明るい曲です。
10. Hanamizuki (Mukai Kaze Demo)
デモということで少し粗さというかまとまりきってない感じがありますが、歌詞はもっと甘酸っぱくてキュンキュンできますね。学生時代にふたりで自転車押しながら土手歩くみたいな青春をしたかったものですね。ふと気づきましたけどこれって全然アメリカらしい情景じゃないですよね。アメリカの高校生は "Home" の MV みたいなイメージがありますんで、日本の高校生をイメージしたんでしょうかね。
11. Cigarette Song (Country Road Demo)
政府は偽善者だ! と断罪するアナーキーでフォーキーな一曲。この動画の中で、かなりの歴史を持つ曲であることが明かされています。確かジョーさんは煙アレルギーなので、別にスモーカーを攻撃するつもりはないでしょうけども、たばこ業界の欺瞞には思うところがあるようです。そういえば「たばこ会社とコンドーム会社は将来の消費者を殺しているという点で似ている」という小噺もありますね。
一曲ごとの詳細な紹介も随時更新していきますのでお楽しみに!