井上ジョー "Triangle"

だいたい一年ぶりの新曲です!!

 

 

 


新曲「TRIANGLE」ミュージックビデオ(Short Ver.)

 

日本時間で2020/06/02の11時くらい(ロスでは2020/06/01の19時です)、Twitter 見てたら急に新曲リリースのツイート。

 

 

時を同じくして、この日 note では11時ごろから通信障害が起こってしまい、歌詞を見ようとするとメンテナンスでぜんぜん見れない・・・。

 

Triangle 歌詞 (新曲)|井上ジョー|note

新曲"Triangle"について語る。|井上ジョー|note

 

今なら全然見られますけどね。とりあえずここではどんな曲なのかをみていきたいと思います。

 

ミドルテンポロックのバンドサウンドです。歌詞は一番と二番・三番でだいぶ印象が違いますね。最初は片思い系 (もしくはロックダウンによる一時的お別れを歌っている?) で、そのあとは 'Wet and Dry'  (の特に後半の曲たち)  のテイストです。'Wet and Dry' の記事を描くときには絶対話すと思いますが、つまりは「世界はクソだ」っていうスタンスですね。けっこうこれ好き嫌いが分かれるところだと思うんですがどうでしょうか(というのも、私は最近のやさぐれ系歌詞があまり得意ではなくて。初期の "人工衛星" みたいなのは「青さ」と取ることもできますが、最近のはえぐみがどんどん増していっている気がするんです・・・)。

 

なんとなく感じたのは、けっこう過去曲がオマージュされているような印象ですね。いろんな曲がちらついてきました。タイトルからして 何か聞いたことがあると思ったら、'Salvage' の 'Triangle Kankei' で既出でしたね。二番のラップのあたりは 'Wet and Dry' のテイストですし、サビで出てくる「ヒラヒラ」(もしくはキラキラ、正式な歌詞は本家のをご覧ください)は "We've Been" もに出てきました。2:26の「ねんごろ」は "煩悩BOZE" で、3:30 のエフェクトはもろ "One Man Band" のそれですね。

・・・それらの曲と関連がある!! と言いたいわけではなく、ただの連想ゲームに過ぎません。むしろ、どの曲とも似た要素は他にありません。にしても、0と72て・・・これは "Boobies for Life" でしょうか、それとも単にジョーさん定番のボキャなんでしょうか(苦笑)。

 

ジョーさんの曲って歌詞に重きをおいた邦楽的なものとメロディのキャッチーさを大事にした洋楽的なものに大別できると思います。"Joepop" シリーズとかはそれがわかりやすくて、その両方が同じアルバムに入ってる折衷アルバムです。

どこで言ってたか忘れちゃいましたが、ジョーさんは以前、歌詞はシンプルな方がファンも覚えやすいから良いと言ってたことがあります。とはいえ、J-Pop では一番と二番のサビが同じ歌詞だと、つまらないとか手抜きだと思われる、っていう言説を作詞にあたって気にしているようでした。にしても、一番と二番・三番の歌詞をがっちり変えるのってなかなか大変でしょうから、「世界はクソだ」って歌詞でもちゃんと聞きますね。

 

「人間関係めんどくせぇぇ!」っていうのは、アドラー心理学ともつながるものだったりします。というのも、人が抱える悩みというのは全部他人とのかかわりあいに還元されるんですって。これは心理学的に裏打ちされた感覚なんですね。

 

ていうか、なぜタイトルは "Triangle" なんでしょうか。この単語は一度も曲中に出てきません。前述の "Triangle Kankei" は、「俺」「Aちゃん」「Bちゃん」がの三人が三角関係を演じてくれていたのでまぁストレートなタイトルだったわけですが、はて? こう考えてみると、この曲では一番・二番・三番で登場人物の視点が違う・・・? なかなか興味深いですね。