井上ジョー "Triangle Kankei"

三角関係。

 

この曲は、'Salvage Demo Session #1' に収録されています。"Bujujujujuju" から通じる語りミュージックシリーズの一つですね。

 

このアルバムには完成作と未完成作が収録されているわけですが、この曲はデモ版扱いということになっています。トラックもわりかしシンプルなので、ここからどのように化けるはずだったのかが楽しみな感じもありますね。

基本的には、電子音っぽいドラム(機械による打ち込みかもしれません)、ユニゾンで同じフレーズを弾くアコギとベースをひたすら繰り返しています。じっくり聴いてみると、サビではスラップベースも聞くことができますね。ビートをもっと強調したらグルーヴィーなファンクになっていたかもしれません。

この曲の歌詞は特別難解ではないように思いますが、サビで一つ気になったことが。「俺が手に入れたいのはきみだけ/手を入れたいのきみだけ」という部分。フローは良いですが、「手を入れる」とは・・・? 一般的に、この言葉は「改善する」と同義で使われます。ですが、なんだかいまいちピンと来ない。私が思うに、「(○○に)手を入れたいのきみだけ」なのではないかと。この○○に入る言葉はご想像にお任せしますが、少なくともこれは下っぽい意味を持ってるのではないかと思います。

二番は怒涛の韻踏みタイムですねぇ。聞いていてもはっきり気持ちが良い。改めて文字にされたものを見てみると、徹底ぶりに驚きました。

最後はハッピーエンドということなのでしょうか。真偽のほどは定かではありませんが、少なくとも「俺」はウキウキで終わってるので良しとしましょうかね。まぁそうなってくると思うのが、Bちゃんノリいいなっていう。Aちゃんの親友的位置づけなんでしょうけど、Aちゃんの甘酸っぱい乙女心を横でどう思いながら「いいよ揉む?」って言ってるんでしょうかね。

結局揉んだのかなぁ・・・。